「今日はシャンプーしないでください」のワケ

「今日はシャンプーしないでください」
美容室からの帰りによく耳にするセリフだが、なぜ洗ってはならないのか皆さんは疑問に感じたことはないだろうか。

理由はズバリシンプルで、
「落ちやすくなるから」である。

パーマ、カラー施術の際は薬剤が髪の毛内部へ浸透、定着する。
これらの薬剤の成分はいずれも「アルカリ性」であり、本来「弱酸性」である髪の毛に使用すると形状を変えるほどの負荷がかかるわけで、これらは慎重に扱わなければならないのだ。

髪の毛内部に浸透した薬剤は通常「24時間~48時間」で安定すると言われ、パーマ世代と言われる60~70代が「パーマをかけてから数日は頭を洗わない」というジンクスは間違った選択ではないということだ。

次に気を付けなければならないのは、「ぬるめのお湯で流す」ということだ。

カラーの場合は「染め上がり」の状態が色素退色が最も著しい。
高温のお湯で一気に流してしまうとそれだけ色素もものすごい勢いで流れてしまう。
美容室、自宅でカラーする際のシャンプーはいつものシャワーよりぬるめ(35℃程度)の温度で流すことで急激な退色を防止する。
美容室では「ぬるめのお湯でお願いします」と頼むのも良いかもしれない。

いずれもトリートメントはお忘れなく。

髪のQ&A②

1402928970296Q、髪にいい食べ物ってなに?
A、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB群の不足は薄毛を招く。
亜鉛/牡蠣、かずのこ、ひじき、のり、
きなこ、味噌、豆腐など
ビタミンA/緑黄色野菜、うなぎ、にら、肝油など
ビタミンB/卵、納豆、レバーなど

Q、出産後、髪の毛が抜けることがあるの?
A、女性ホルモンの影響で髪が薄くなる。妊娠中は女性ホルモンが活発に分泌されるため、本来ならば成長期を過ぎて抜け落ちるはずの髪の毛が成長し続ける。
しかし、出産後に女性ホルモンのバランスが元に戻り、それまで生え続けていた髪の毛が一斉に抜け落ちることで抜け毛が増えたり、髪が薄くなったりする。個人差はあるものの、半年~1年ほどで徐々に回復する。

Q、どうして脱毛する人とそうでない人がいるの?
A、遺伝、食生活、手入れの仕方が関係している。
正しく言うと、遺伝するのは「薄毛」ではなく、「薄毛になりやすい体質」であり、本人の食生活や手入れ次第で、その進行を緩やかにすることが可能。
逆に、親族に薄毛がいないからといって不規則な生活をする方が危険である。
後天的なことが要因で起こる場合もある。

Q、妊婦はヘアカラーやパーマをしないほうがいいの?
A、基本的にはおすすめできない。
妊娠中は体質が変わる場合があるので、まれに重度なアレルギーを起こしたり、胎児に悪影響を及ぼす可能性がある。

ストレートパーマの歴史

業界で初のストレートパーマの始まりは1970年代で、クセを伸ばすという概念ではなく「パーマ落とし」としてストレートパーマが登場した。当時はコールドパーマ剤に小麦粉を配合し使用していた。

1975年「クリーム状パーマ剤」
1981年板(アクリル)パネル登場
これらの登場により、クリーム状パーマ剤を塗布し、板(パネル)に髪の毛を張り付けてストレートにする(伸ばす)という技法が主流になった。

1999年「高温アイロンを使用する加温用ストレート剤」の登場。
2000年「同、コールド用ストレート剤」の登場。

1990年代~2000年代にかけて「ストレートパーマ」から「縮毛矯正」が主流になる。
大きな違いはアイロンを使った加温による髪の毛の形状記憶であり、「縮毛矯正」の効果は半永久的に持続するのが特徴。

2000年代後半「ホット系パーマ」
ストレートパーマとウェーブパーマを組み合わせたスタイルがブームに。縮毛矯正と同じ原理で、ウェーブを構成する新しい技術の登場。

2010年代「デザインストレート」
毛先がツンツンではなく、丸みのついたストレートが今は主流。ボリュームのほしい人はブローでつくるストレート、しっかりクセを伸ばしたい人は高温アイロンでつくるストレートなど、クセの状態やデザインに合わせて選択肢が増えている。

ダメージランキングベスト3

カラー、パーマ、縮毛矯正、デジタルパーマと、美容室ではさまざまな施術が溢れる中、
同時に髪の毛もそれによりダメージを受ける。
初めてパーマ、カラーをする髪の毛をベースとして、それらが髪に与えるダメージをおよそのランキングにすると…

1位、ブリーチ
2位、縮毛矯正、デジタルパーマ
3位、ベーシックパーマ

まず1位のブリーチだが、これはいわゆる漂白剤のような薬で、長時間の放置は健康な髪の毛でも一度で深刻なダメージを与える。
一定の脱色作用を越えると毛が溶け始めてしまう。市販されている分、家庭での取り扱いには最も注意が必要だ。

2位の縮毛矯正、デジタルパーマは、一見対照的なものに思えるが、類似した原理を用いる。
艶が出て、むしろ綺麗になると思われがちだが、毛の内部では火傷と同じような現象が起きている為、
場合によってはブリーチ以上の損傷が起こることがあるので、美容室で必ず相談が必要だ。

3位パーマは、繰り返しかけることでダメージが進行するが、薬剤の強さを調節できることでそのダメージを最小限に抑えることができる。
デジタルパーマとの大きな違いは熱を加えない点であることから後々の毛の状態大きくかかわってくることから、デジタルパーマとのダメージの差がおおきい。

パーマの豆知識

05-21@20-53-25-58パーマとはpermanent wave(永久、永遠の波)の略。
当たり前に使っている単語だが、実は日本独自の言葉で、外国人相手に「パーマ」と言っても伝わらない。
歴史は古く、人類初のパーマはクレオパトラの時代に存在していたという…

ウェーブ、ツイスト、スパイラル、デジタル、ストレートと、バリエーションは多彩だ。
数十年前までは「おばちゃんパーマ」と言われるほど、パーマをかける世代は年配層に偏っていた。
今ではどの世代でも当たり前のように普及しているが、若い世代に浸透したのはまだ最近のことだ。
10代~20代はストレート、20代~30代はふるゆわウェーブ、30代~40代は艶ウェーブといった、やはり世代別で求めるニーズが違う。

一般的なものはコールドパーマと呼ばれ、ロッドを髪に巻き、二種類の薬剤を用いてかけるものがほとんどだが、
最近登場した縮毛矯正、デジタルパーマといったものはまた特殊なものだ。別の名で、ホットパーマとも呼ばれている。
コールド、ホット共。どちらも成分は一緒だが、後者はそれに熱を加えるよって髪を形状記憶させる。
よって、前者よりはるかに長期間のパーマもちを実現した。
現在は20代~40代世代の女性がメインで、コールドパーマよりも需要が増えてきている。