「今日はシャンプーしないでください」のワケ

「今日はシャンプーしないでください」
美容室からの帰りによく耳にするセリフだが、なぜ洗ってはならないのか皆さんは疑問に感じたことはないだろうか。

理由はズバリシンプルで、
「落ちやすくなるから」である。

パーマ、カラー施術の際は薬剤が髪の毛内部へ浸透、定着する。
これらの薬剤の成分はいずれも「アルカリ性」であり、本来「弱酸性」である髪の毛に使用すると形状を変えるほどの負荷がかかるわけで、これらは慎重に扱わなければならないのだ。

髪の毛内部に浸透した薬剤は通常「24時間~48時間」で安定すると言われ、パーマ世代と言われる60~70代が「パーマをかけてから数日は頭を洗わない」というジンクスは間違った選択ではないということだ。

次に気を付けなければならないのは、「ぬるめのお湯で流す」ということだ。

カラーの場合は「染め上がり」の状態が色素退色が最も著しい。
高温のお湯で一気に流してしまうとそれだけ色素もものすごい勢いで流れてしまう。
美容室、自宅でカラーする際のシャンプーはいつものシャワーよりぬるめ(35℃程度)の温度で流すことで急激な退色を防止する。
美容室では「ぬるめのお湯でお願いします」と頼むのも良いかもしれない。

いずれもトリートメントはお忘れなく。

自宅で白髪染め

カラー人口の約4割を占めるホームカラーだが、需要が増えるにつれさまざまな問題も起こっている。

綺麗にムラなく染める為のポイントとして
1、カラー前はまずシャンプー
(「染める前に洗うの?」と感じるかもしれないが、皮脂やワックスなどの付着により薬剤が適切に浸透しない場合がある。このため、まずは余分な汚れを落とし「素髪」に戻すことが大前提となってくる。)

2、薬剤は全体にまんべんなく
(最も難しいところだが、シャンプーをする要領で薬剤を髪全体的になじませる。クシを使用の際は、薬剤を取ってしわないよう手数を最小限に抑える。)

3、放置の際は記載時間を厳守
(国内で市販されるカラー剤ほぼすべてのものは15~25分が上限で、それ以上は放置は効力が働かない。「染まりが悪いから」「長く置いたほうがよく染まりそうだから」などの理由で長時間放置は大きな誤りである。)

4、ムラを防ぐ為の一手間シャンプー
(シャンプーの際は、「乳化」と呼ばれる少量のお湯を使う技法がムラを防ぐ方法として最適。手袋などを使い、頭皮に付着した薬剤を揉みこむように全体的になじませる。約1~2分この行程の後にシャンプー。)

終了後は必ずトリートメントを使用するのが望ましい。
以上のポイントを押さえれば自宅でのカラーを限りなく失敗の少ないものにできる。

最近いいな~って思っているのが、手軽にできる「ヘアボーテ」。

鳴れていなくても割りと簡単にできますし、1度で結構しっかり染まってくれます。

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カラーの基礎知識

まず、髪の毛の明るさはレベルという単位で表される。

1~20レベル程度までに分類され、
1~3レベルが青黒
4~6レベルが黒
7~10レベルが茶
1014レベルが橙~黄
14~20レベルが黄~白
とされる。

1~3レベルの範囲はあまり出回らないが、数値が上がるにつれ明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)共に高くなり、上限は約20レベルとなっており、限りなく白に近づく。

日本人の地毛の明るさは4~6レベルの黒髪~やや茶色の赤みを含む色が一般的とされ、髪の毛の性質上、14~18レベル(黄~薄黄)までの脱色が限界とされる。
しかし、多くの髪の毛はこの上限を越す前に、脱色の作用に耐えられず溶け、抜け落ちてしまう。

現在国内で市販されているカラー剤は、白髪染め(5~8レベル)、おしゃれ染め(8~12レベル)、ブリーチ(14~)の3種類に大きく分類される。
中でも白髪染めの需要が年々増加しており、ブリーチなどの脱色剤などは減少傾向にあるという。
ブリーチ剤はいわば漂白剤のようなもので、カラー剤のように「染まる」わけではなく、色素が「抜ける」という表現が正しい。
髪の毛に与えるダメージは最も甚大で、家庭での使用の際は注意が必要だ。

毛質によって同じ薬剤でも仕上がりの色は異なる。
必ずしも希望の色になるとはか限らない為、まずは基礎知識を身につけることが重要である。

髪のQ&A②

1402928970296Q、髪にいい食べ物ってなに?
A、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB群の不足は薄毛を招く。
亜鉛/牡蠣、かずのこ、ひじき、のり、
きなこ、味噌、豆腐など
ビタミンA/緑黄色野菜、うなぎ、にら、肝油など
ビタミンB/卵、納豆、レバーなど

Q、出産後、髪の毛が抜けることがあるの?
A、女性ホルモンの影響で髪が薄くなる。妊娠中は女性ホルモンが活発に分泌されるため、本来ならば成長期を過ぎて抜け落ちるはずの髪の毛が成長し続ける。
しかし、出産後に女性ホルモンのバランスが元に戻り、それまで生え続けていた髪の毛が一斉に抜け落ちることで抜け毛が増えたり、髪が薄くなったりする。個人差はあるものの、半年~1年ほどで徐々に回復する。

Q、どうして脱毛する人とそうでない人がいるの?
A、遺伝、食生活、手入れの仕方が関係している。
正しく言うと、遺伝するのは「薄毛」ではなく、「薄毛になりやすい体質」であり、本人の食生活や手入れ次第で、その進行を緩やかにすることが可能。
逆に、親族に薄毛がいないからといって不規則な生活をする方が危険である。
後天的なことが要因で起こる場合もある。

Q、妊婦はヘアカラーやパーマをしないほうがいいの?
A、基本的にはおすすめできない。
妊娠中は体質が変わる場合があるので、まれに重度なアレルギーを起こしたり、胎児に悪影響を及ぼす可能性がある。

ホームカラーをうまく染めるコツ

1402839887727カラー人口の約4割が美容室ではなく、市販のホームカラーを使用していると言われている。
需要が増える中、ムラ、ダメージといった問題が年々増え続けている。

カラーをうまく染めるコツとして、第一に髪の毛が清潔であること。
夜シャンプーをしても1日立つと大気中のホコリや塵など、目に見えない異物が髪の毛表面に吸着している。さらに、皮脂やフケといった分泌物で頭皮までもが汚れた状態になっている。
カラー前にまず1回シャンプーすることをおすすめする。
第二に、シャンプー後に濡れた状態で薬剤をつけないこと。
表面に吸着した水泡により、髪の内部まで薬剤が届かず、結果的に染まりが弱くなってしまう。
まずはドライヤーで乾かす必要があるが、この時も完全に乾かしてはいけない。約8割ほどのドライの状態が薬剤が最も綺麗に発色する。
少し湿り気がある程度が理想的な状態だ。
第三に、薬剤を溜めずに、全体にまんべんなく塗ること。
第四に、表記してある時間以上は放置しないこと。
過度の放置は髪の毛に深刻なダメージをあたえる為、最高でも30分以上は放置しないことをおすすめする。
最後に、カラーシャンプー後は必ずトリートメントをすること。
トリートメント効果により、色の退色と乾燥が軽減され、髪にも艶が出る。
以上のことを守ればホームカラーでもムラなく染めることができる。

昆布系カラー

ここ数年、通販を中心に人気となっているのが、トリートメント効果を持った白髪染め用のホームカラーだ。白髪染め 素手で染められるのが特徴!
「トリートメントカラー」として白髪世代に人気を博しているが、
実は突然、髪が緑色になることがあり、きちんと正体を確認する必要がある。
まずは、なぜ「昆布系カラー」と呼ばれているのか?
それはトリートメントカラー製品の中で昆布を製品名にしたものがあり、その認知度の影響で、便宣上、「昆布系カラー」と呼ばれるようになった。
天然染料などによる染着で、ダメージ、かぶれがないこと、臭いがなく、カラー剤のような科学薬品を使わないといった理由で人気を博している。

従来のホームカラーの欠点である塗りムラなどの問題点が改善されたうえに、安価な為、比較的手が出やすいのではないだろうか。
しかし、「昆布系カラー」は、サロンカラーにはあまり染料が中心である為、美容室では適切な対応ができない場合がある。
最も避けなければならないことは、「昆布系カラー」使用後の市販カラー剤の使用だ。
この2つは異なった成分の染料を使っており、重ねて使うことで思いもよらない発色を起こす場合がある。
緑色に発色するという事態が多く寄せられている…

1402756276643一度使うと他のカラー剤が使用できなくなるということを覚えておこう。

ダメージランキングベスト3

カラー、パーマ、縮毛矯正、デジタルパーマと、美容室ではさまざまな施術が溢れる中、
同時に髪の毛もそれによりダメージを受ける。
初めてパーマ、カラーをする髪の毛をベースとして、それらが髪に与えるダメージをおよそのランキングにすると…

1位、ブリーチ
2位、縮毛矯正、デジタルパーマ
3位、ベーシックパーマ

まず1位のブリーチだが、これはいわゆる漂白剤のような薬で、長時間の放置は健康な髪の毛でも一度で深刻なダメージを与える。
一定の脱色作用を越えると毛が溶け始めてしまう。市販されている分、家庭での取り扱いには最も注意が必要だ。

2位の縮毛矯正、デジタルパーマは、一見対照的なものに思えるが、類似した原理を用いる。
艶が出て、むしろ綺麗になると思われがちだが、毛の内部では火傷と同じような現象が起きている為、
場合によってはブリーチ以上の損傷が起こることがあるので、美容室で必ず相談が必要だ。

3位パーマは、繰り返しかけることでダメージが進行するが、薬剤の強さを調節できることでそのダメージを最小限に抑えることができる。
デジタルパーマとの大きな違いは熱を加えない点であることから後々の毛の状態大きくかかわってくることから、デジタルパーマとのダメージの差がおおきい。

旬のカラー

DSC_0098「外人さんみたいに…」「ミルクティ色に…」
このようなカラーをオーダーするお客が10~20代を中心に増えている。
これらは寒色と呼ばれ、一般的にアッシュ(青)、マット(緑)と名付けられ、アジア人種特有の赤みをおさえた色である。
その名の通り、冷たく涼しい印象を与える色彩であり、夏~秋にかけての流行色である。
クール、モード、かっこいいといった印象のカラーで、最近ではグレイカラー(白髪染め)世代からの支持も集めている。

反対に冬~春にかけて流行するといわれる色見、これは暖色と呼ばれ、オレンジ、レッドといった暖かさを感じさせる印象を与える。

このサイクルは90年代から繰り返されているが、寒色、暖色共、トレンドに合わせて少しずつ変化し続けている。
毎年新しいカラー剤が開発され
「マーメイドアッシュ」「ラベンダーアッシュ」
といった新しいネーミングで流行を発信している。

そんな中、業界が新しく提案した「グラデーションカラー」と呼ばれる技術が若い年代の心を掴んだ。
これは今までにないカラーで、新たな可能性を広げるものだった。
グラデーションカラーの登場により、より個性あるヘアスタイルが実現されるようになり、
バリエーションは年々増え続けている。
今最も注目のカラーと言えるだろう。