リンス、コンディショナー、トリートメント

現在市販されているリンス、コンディショナー、トリートメント、これらの違いを知る人は少ないのではないだろうか。
実は3つ共にそれぞれ役割が違う。

リンスとは髪の毛に艶と光沢を与える。
コート剤のような役割を果たし、ケア成分が配合されておらず、洗い上がりの質感も他と比べて硬くる。3つの中で最も価格が安い。

コンディショナーとは、髪の毛表面にリンスよりも薄い膜を張り、艶、光沢に加え、軟らかさ(柔軟性)を与える。
薄い膜の為、リンスと比べ、より自然で柔らかい質感に洗い上がる。
しかし、痛んだ髪の毛にいくらリンスやコンディショナーを使用しても洗い上がりはサラサラして
もそれは一時的なもので、毛の状態は変わらない。コンディショナーにも髪のケア成分が配合されておらず、修復に活用するものではないのだ。

最後に、3つの中で艶、光沢、柔軟性、そして唯一「修復効果」の役割を果たすのがトリートメントである。
店頭でもリンス、コンディショナーと表記されている製品もあまり見かけなくなってきたのではないだろうか。
理由として、メディアを通して修復効果というものの重要性が一般的にも注目され、
リンス、コンディショナーが売れにくくなっている為とされている。

毎日のスタイリング

自宅で美容室のように綺麗にスタイリングする場合、第一に「髪の毛が乾いた状態であること」が大前提である。

男女問わずスタイリングにかける平均時間は5~15分と言われている。
その内訳にはワックス、アイロン処理よりも是非、「きちんとした土台作り」に時間を使っていただきたい。

濡れた状態のままスタイリングをすると
ワックスの場合、根本の立ち上がりが弱い、水と油の関係で毛先への馴染みが悪く束感が出ない。
アイロンの場合はカールがだれる上、濡れた状態からの急激な熱処理は髪の毛に非常に深刻なダメージを与える。
「ジュッ」とした音が出るようなら、すぐにアイロンを止め、乾かすことをおすすめする。

アイロンやコテを使う場合は作業を行う前にアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント、オイルトリートメントなど)をつければ熱ダメージから髪を保護できる。
髪の毛は「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質でできており、これをアイロンやコテのセラミックプレートで挟むわけなので、「玉子とフライパン」のような関係に近い。
油をひかないと当然焦げ付いてしまう。これと同じ現象が髪の毛でも起きているということだ…

一生付き合っていくものだからこそ、毎日のちょっとした一手間が非常に大事になっていくということを忘れてはならない。DSC_0117

髪の化学的ダメージ

紫外線、乾燥、アイロンによる熱、毎日のシャンプーによる摩擦、これらの「物理的ダメージ」の他に髪の毛に深刻なダメージを与える要因として、
美容室や家庭でのパーマ、カラーによる「化学的ダメージ」がある。

本来髪の毛は「弱酸性」と呼ばれる成分で形成されており、パーマ、カラーには反対の「アルカリ性」の薬剤を用いる。
このアルカリ性の薬剤が化学的ダメージを与える一番の要因であり、髪の内部まで浸透した薬剤は水では落としきれない。
パーマ、カラーの後、時間がたつにつれダメージが進行する場合はアルカリ剤の流しのこし、いわゆる「残留アルカリ」が原因である。

では、どうすればアルカリによるダメージから髪を守れるか。
「酸性」のシャンプー、トリートメントを活用することだ。一般的には「アミノ酸系」とも呼ばれている。
値段は張るものの、良質で低刺激な製品として
市販されており、アフターケアには最適なジャンルである。

通常のシャンプー、トリートメントでは落としきれない残留アルカリも「中和」という形でケアし、髪本来の弱酸性に戻すことがこれらのシャンプー剤の特徴であり、家庭用の製品の中で現在最も注目されている。

今後発売される製品にはいずれ必ずと言っていいほど必要となるケア要素を牽引するのがこれら化学的ダメージから髪を守る「アミノ酸系」の成分である。

ホームカラーをうまく染めるコツ

1402839887727カラー人口の約4割が美容室ではなく、市販のホームカラーを使用していると言われている。
需要が増える中、ムラ、ダメージといった問題が年々増え続けている。

カラーをうまく染めるコツとして、第一に髪の毛が清潔であること。
夜シャンプーをしても1日立つと大気中のホコリや塵など、目に見えない異物が髪の毛表面に吸着している。さらに、皮脂やフケといった分泌物で頭皮までもが汚れた状態になっている。
カラー前にまず1回シャンプーすることをおすすめする。
第二に、シャンプー後に濡れた状態で薬剤をつけないこと。
表面に吸着した水泡により、髪の内部まで薬剤が届かず、結果的に染まりが弱くなってしまう。
まずはドライヤーで乾かす必要があるが、この時も完全に乾かしてはいけない。約8割ほどのドライの状態が薬剤が最も綺麗に発色する。
少し湿り気がある程度が理想的な状態だ。
第三に、薬剤を溜めずに、全体にまんべんなく塗ること。
第四に、表記してある時間以上は放置しないこと。
過度の放置は髪の毛に深刻なダメージをあたえる為、最高でも30分以上は放置しないことをおすすめする。
最後に、カラーシャンプー後は必ずトリートメントをすること。
トリートメント効果により、色の退色と乾燥が軽減され、髪にも艶が出る。
以上のことを守ればホームカラーでもムラなく染めることができる。

昆布系カラー

ここ数年、通販を中心に人気となっているのが、トリートメント効果を持った白髪染め用のホームカラーだ。白髪染め 素手で染められるのが特徴!
「トリートメントカラー」として白髪世代に人気を博しているが、
実は突然、髪が緑色になることがあり、きちんと正体を確認する必要がある。
まずは、なぜ「昆布系カラー」と呼ばれているのか?
それはトリートメントカラー製品の中で昆布を製品名にしたものがあり、その認知度の影響で、便宣上、「昆布系カラー」と呼ばれるようになった。
天然染料などによる染着で、ダメージ、かぶれがないこと、臭いがなく、カラー剤のような科学薬品を使わないといった理由で人気を博している。

従来のホームカラーの欠点である塗りムラなどの問題点が改善されたうえに、安価な為、比較的手が出やすいのではないだろうか。
しかし、「昆布系カラー」は、サロンカラーにはあまり染料が中心である為、美容室では適切な対応ができない場合がある。
最も避けなければならないことは、「昆布系カラー」使用後の市販カラー剤の使用だ。
この2つは異なった成分の染料を使っており、重ねて使うことで思いもよらない発色を起こす場合がある。
緑色に発色するという事態が多く寄せられている…

1402756276643一度使うと他のカラー剤が使用できなくなるということを覚えておこう。

髪のダメージ、秋、冬

春、夏の紫外線、強い日差しにより、肌同様髪の毛も日焼けのような状態になり、ダメージが進行する。
それと同等に秋、冬は乾燥によるダメージにさらされる。

紫外線、湿気以上に髪の毛にとって最大のダメージ要因となるのが冬場の乾燥による「静電気」だ。
本来健康な髪の毛は適度な水分バランスにより艶のあるまとまった状態を保っている。
乾燥により潤いが奪われ、元々水分の少ない毛先のほうから乾燥が始まり、そこから電気が発生する。
これが髪の毛に帯電され、衣類との摩擦により静電気が発生する。
冬場は髪の毛のみならず頭皮までも乾燥している状態で、発生した静電気は毛根を刺激し、薄毛の原因に繋がる。
この季節にフケや抜け毛が目立つといった代表的な原因である。
いかに髪の毛を保湿できるかが冬場のダメージを防ぐポイントとなる。

冬場のバスタイムは毎日必ずトリートメント(5~10分放置)と、ドライヤー時の洗い流さないトリートメント(オイルタイプ)の2つ使いが理想的なケアである。
ドライヤーも約8割ドライで、残りは自然乾燥が髪の毛にとって最も負担を軽減する方法とされる。

オイルタイプのトリートメントは起床時、外出先など乾燥が気になるどのタイミングでも使える為、うまく活用できれば冬場の強い味方になってくる。Beautiful hair woman on white background. Portrait of asian.