シリコンの正体

シリコンが美容製品に使われる理由は、
1、伸びがよく、さらっとした感触が得られる
2、撥水性に優れる(水をはじく)
3、無色、透明、無臭
4、光沢が得られる
5、安全性に優れる
の5大特徴からと言われ、美容製品以外にもさまざまな生活用品に用いられている。
身近な例では、ペンのグリップ、コンタクトレンズ、哺乳瓶の乳首、食品製造時の消泡剤、医療用品のカテーテルなど、使われているジャンルは実に多数ジャンルである。

現在では「ノンシリコン」と呼ばれる製品が普及し、売り上げを伸ばしていると同時に「シリコンは悪者」のような誤解が広まっている。

先にも載っているように、美容製品に用いられているシリコンは外的要因によるダメージから髪の毛を守る役割を担う。
元々人工物質であるシリコンを配合することで「オーガニック」「天然成分」といった製品からは遠ざかってしまう。
たしかにノンシリコンも髪の毛には良い。しかし、シャンプーした後の髪の毛は無防備な状態であり、「乾燥」「摩擦」「きしみ」といったダメージにさらされる。
それら「物質的ダメージ」から髪の毛を守る為にシリコンが欠かせない存在になってくる。

シリコンは「髪に悪い」ではなく、「髪を守る」といったイメージのほうが近いということだ。1407505306240

カラーの基礎知識

まず、髪の毛の明るさはレベルという単位で表される。

1~20レベル程度までに分類され、
1~3レベルが青黒
4~6レベルが黒
7~10レベルが茶
1014レベルが橙~黄
14~20レベルが黄~白
とされる。

1~3レベルの範囲はあまり出回らないが、数値が上がるにつれ明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)共に高くなり、上限は約20レベルとなっており、限りなく白に近づく。

日本人の地毛の明るさは4~6レベルの黒髪~やや茶色の赤みを含む色が一般的とされ、髪の毛の性質上、14~18レベル(黄~薄黄)までの脱色が限界とされる。
しかし、多くの髪の毛はこの上限を越す前に、脱色の作用に耐えられず溶け、抜け落ちてしまう。

現在国内で市販されているカラー剤は、白髪染め(5~8レベル)、おしゃれ染め(8~12レベル)、ブリーチ(14~)の3種類に大きく分類される。
中でも白髪染めの需要が年々増加しており、ブリーチなどの脱色剤などは減少傾向にあるという。
ブリーチ剤はいわば漂白剤のようなもので、カラー剤のように「染まる」わけではなく、色素が「抜ける」という表現が正しい。
髪の毛に与えるダメージは最も甚大で、家庭での使用の際は注意が必要だ。

毛質によって同じ薬剤でも仕上がりの色は異なる。
必ずしも希望の色になるとはか限らない為、まずは基礎知識を身につけることが重要である。

クセにまつわるQ&A

1402930598939Q、クセ毛は坊主にすると直る?
A、ウソ。
髪の毛は毛穴の中の毛母細胞でつくられるため、生えてきた髪の毛を切ったところでクセ毛が治るわけではない。坊主(丸刈り)ではなく、カミソリでスキンヘッドにすれば治る可能性がある。

Q、クセ毛の子はクセ毛?
A、ウソ。
可能性が高いだけで、すべての子供がクセ毛になるわけではない。
遺伝とクセ毛の関係性は、実はまだ解明されていない。ただし、クセ毛の原因として、直毛に比べてクセ毛は頭皮の中で毛穴がカーブし、毛根部分が曲がったところに位置する。毛母細胞でつくられた髪の毛が頭皮状に押し出されるとき、カーブした毛穴を通るため、表面に出たときに髪の毛が曲がってしまう。

Q、子供を産むとクセ毛になる?
A、ホント。
原因は産後のホルモンバランスの乱れにある。
出産までは、エストロゲンという女性ホルモンが多量に分泌される。しかし、出産すると、この分泌が激減するため、体にはさまざまな変化があらわれる。
特に女性のホルモンバランスと髪の毛は密接な関係にあるため、髪の毛のハリコシがなくなったり、脱毛、薄毛、クセ毛のような状態になることがある。
一時的なものなので、半年~1年ほどで徐々に回復する。

髪のQ&A②

1402928970296Q、髪にいい食べ物ってなに?
A、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB群の不足は薄毛を招く。
亜鉛/牡蠣、かずのこ、ひじき、のり、
きなこ、味噌、豆腐など
ビタミンA/緑黄色野菜、うなぎ、にら、肝油など
ビタミンB/卵、納豆、レバーなど

Q、出産後、髪の毛が抜けることがあるの?
A、女性ホルモンの影響で髪が薄くなる。妊娠中は女性ホルモンが活発に分泌されるため、本来ならば成長期を過ぎて抜け落ちるはずの髪の毛が成長し続ける。
しかし、出産後に女性ホルモンのバランスが元に戻り、それまで生え続けていた髪の毛が一斉に抜け落ちることで抜け毛が増えたり、髪が薄くなったりする。個人差はあるものの、半年~1年ほどで徐々に回復する。

Q、どうして脱毛する人とそうでない人がいるの?
A、遺伝、食生活、手入れの仕方が関係している。
正しく言うと、遺伝するのは「薄毛」ではなく、「薄毛になりやすい体質」であり、本人の食生活や手入れ次第で、その進行を緩やかにすることが可能。
逆に、親族に薄毛がいないからといって不規則な生活をする方が危険である。
後天的なことが要因で起こる場合もある。

Q、妊婦はヘアカラーやパーマをしないほうがいいの?
A、基本的にはおすすめできない。
妊娠中は体質が変わる場合があるので、まれに重度なアレルギーを起こしたり、胎児に悪影響を及ぼす可能性がある。

特徴的なダメージの状態

1402920073938①クシ通りや手触りが悪い
キューティクルが浮いたり、剥がれたりすることで、髪の毛表面のすべりが悪くなることがある。

②髪がパサついて広がる
髪の毛内部の栄養分が流出すると、内部が乾燥して軽くなり、髪が広がりやすくなる。

③枝毛、切れ毛が多い
髪の毛内部の細胞同士の接着性の低下や、髪の毛内部の物理的結合が減少すると起こりやすい。

④ツヤ感が失われている
ダメージによる髪のうねりやキューティクルの浮きによって、光りが乱反射していることで起こりやすい。

手触りがよくなかったり、パサつきやすいといった悩みの原因はヘアカラーやパーマの施術、ドライヤーなどの熱、ブラッシングの摩擦、紫外線などが考えられる。
一般的に髪のダメージは5段階に分けられる

ダメージレベル1
ほぼ健康な状態。潤いがあり、乾きにくく、太くてハリがある。

ダメージレベル2
カラー、パーマ後の状態。ツヤ、ハリはあるものの、乾燥ぎみでややクシ通りが悪い。

ダメージレベル3
カラー、パーマを繰り返した状態。乾燥ぎみで、切れ毛、枝毛があり、乾きやすい。

ダメージレベル4
切れ毛、枝毛が特に目立ち、髪の毛表面がザラつき、毛先部分はドライヤーを使わなくても乾く。

ダメージレベル5
濡らすとトロトロな状態になり、髪の毛内部の栄養分がすべて欠落している為、全体的に糸のように細くチリつく