シリコンの正体

シリコンが美容製品に使われる理由は、
1、伸びがよく、さらっとした感触が得られる
2、撥水性に優れる(水をはじく)
3、無色、透明、無臭
4、光沢が得られる
5、安全性に優れる
の5大特徴からと言われ、美容製品以外にもさまざまな生活用品に用いられている。
身近な例では、ペンのグリップ、コンタクトレンズ、哺乳瓶の乳首、食品製造時の消泡剤、医療用品のカテーテルなど、使われているジャンルは実に多数ジャンルである。

現在では「ノンシリコン」と呼ばれる製品が普及し、売り上げを伸ばしていると同時に「シリコンは悪者」のような誤解が広まっている。

先にも載っているように、美容製品に用いられているシリコンは外的要因によるダメージから髪の毛を守る役割を担う。
元々人工物質であるシリコンを配合することで「オーガニック」「天然成分」といった製品からは遠ざかってしまう。
たしかにノンシリコンも髪の毛には良い。しかし、シャンプーした後の髪の毛は無防備な状態であり、「乾燥」「摩擦」「きしみ」といったダメージにさらされる。
それら「物質的ダメージ」から髪の毛を守る為にシリコンが欠かせない存在になってくる。

シリコンは「髪に悪い」ではなく、「髪を守る」といったイメージのほうが近いということだ。1407505306240

髪の化学的ダメージ

紫外線、乾燥、アイロンによる熱、毎日のシャンプーによる摩擦、これらの「物理的ダメージ」の他に髪の毛に深刻なダメージを与える要因として、
美容室や家庭でのパーマ、カラーによる「化学的ダメージ」がある。

本来髪の毛は「弱酸性」と呼ばれる成分で形成されており、パーマ、カラーには反対の「アルカリ性」の薬剤を用いる。
このアルカリ性の薬剤が化学的ダメージを与える一番の要因であり、髪の内部まで浸透した薬剤は水では落としきれない。
パーマ、カラーの後、時間がたつにつれダメージが進行する場合はアルカリ剤の流しのこし、いわゆる「残留アルカリ」が原因である。

では、どうすればアルカリによるダメージから髪を守れるか。
「酸性」のシャンプー、トリートメントを活用することだ。一般的には「アミノ酸系」とも呼ばれている。
値段は張るものの、良質で低刺激な製品として
市販されており、アフターケアには最適なジャンルである。

通常のシャンプー、トリートメントでは落としきれない残留アルカリも「中和」という形でケアし、髪本来の弱酸性に戻すことがこれらのシャンプー剤の特徴であり、家庭用の製品の中で現在最も注目されている。

今後発売される製品にはいずれ必ずと言っていいほど必要となるケア要素を牽引するのがこれら化学的ダメージから髪を守る「アミノ酸系」の成分である。

カラーの基礎知識

まず、髪の毛の明るさはレベルという単位で表される。

1~20レベル程度までに分類され、
1~3レベルが青黒
4~6レベルが黒
7~10レベルが茶
1014レベルが橙~黄
14~20レベルが黄~白
とされる。

1~3レベルの範囲はあまり出回らないが、数値が上がるにつれ明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)共に高くなり、上限は約20レベルとなっており、限りなく白に近づく。

日本人の地毛の明るさは4~6レベルの黒髪~やや茶色の赤みを含む色が一般的とされ、髪の毛の性質上、14~18レベル(黄~薄黄)までの脱色が限界とされる。
しかし、多くの髪の毛はこの上限を越す前に、脱色の作用に耐えられず溶け、抜け落ちてしまう。

現在国内で市販されているカラー剤は、白髪染め(5~8レベル)、おしゃれ染め(8~12レベル)、ブリーチ(14~)の3種類に大きく分類される。
中でも白髪染めの需要が年々増加しており、ブリーチなどの脱色剤などは減少傾向にあるという。
ブリーチ剤はいわば漂白剤のようなもので、カラー剤のように「染まる」わけではなく、色素が「抜ける」という表現が正しい。
髪の毛に与えるダメージは最も甚大で、家庭での使用の際は注意が必要だ。

毛質によって同じ薬剤でも仕上がりの色は異なる。
必ずしも希望の色になるとはか限らない為、まずは基礎知識を身につけることが重要である。

髪のQ&A②

1402928970296Q、髪にいい食べ物ってなに?
A、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB群の不足は薄毛を招く。
亜鉛/牡蠣、かずのこ、ひじき、のり、
きなこ、味噌、豆腐など
ビタミンA/緑黄色野菜、うなぎ、にら、肝油など
ビタミンB/卵、納豆、レバーなど

Q、出産後、髪の毛が抜けることがあるの?
A、女性ホルモンの影響で髪が薄くなる。妊娠中は女性ホルモンが活発に分泌されるため、本来ならば成長期を過ぎて抜け落ちるはずの髪の毛が成長し続ける。
しかし、出産後に女性ホルモンのバランスが元に戻り、それまで生え続けていた髪の毛が一斉に抜け落ちることで抜け毛が増えたり、髪が薄くなったりする。個人差はあるものの、半年~1年ほどで徐々に回復する。

Q、どうして脱毛する人とそうでない人がいるの?
A、遺伝、食生活、手入れの仕方が関係している。
正しく言うと、遺伝するのは「薄毛」ではなく、「薄毛になりやすい体質」であり、本人の食生活や手入れ次第で、その進行を緩やかにすることが可能。
逆に、親族に薄毛がいないからといって不規則な生活をする方が危険である。
後天的なことが要因で起こる場合もある。

Q、妊婦はヘアカラーやパーマをしないほうがいいの?
A、基本的にはおすすめできない。
妊娠中は体質が変わる場合があるので、まれに重度なアレルギーを起こしたり、胎児に悪影響を及ぼす可能性がある。

特徴的なダメージの状態

1402920073938①クシ通りや手触りが悪い
キューティクルが浮いたり、剥がれたりすることで、髪の毛表面のすべりが悪くなることがある。

②髪がパサついて広がる
髪の毛内部の栄養分が流出すると、内部が乾燥して軽くなり、髪が広がりやすくなる。

③枝毛、切れ毛が多い
髪の毛内部の細胞同士の接着性の低下や、髪の毛内部の物理的結合が減少すると起こりやすい。

④ツヤ感が失われている
ダメージによる髪のうねりやキューティクルの浮きによって、光りが乱反射していることで起こりやすい。

手触りがよくなかったり、パサつきやすいといった悩みの原因はヘアカラーやパーマの施術、ドライヤーなどの熱、ブラッシングの摩擦、紫外線などが考えられる。
一般的に髪のダメージは5段階に分けられる

ダメージレベル1
ほぼ健康な状態。潤いがあり、乾きにくく、太くてハリがある。

ダメージレベル2
カラー、パーマ後の状態。ツヤ、ハリはあるものの、乾燥ぎみでややクシ通りが悪い。

ダメージレベル3
カラー、パーマを繰り返した状態。乾燥ぎみで、切れ毛、枝毛があり、乾きやすい。

ダメージレベル4
切れ毛、枝毛が特に目立ち、髪の毛表面がザラつき、毛先部分はドライヤーを使わなくても乾く。

ダメージレベル5
濡らすとトロトロな状態になり、髪の毛内部の栄養分がすべて欠落している為、全体的に糸のように細くチリつく

本当に良いシャンプーとは?

現在、シャンプーとトリートメントは2日に1種類という早さで新商品が売り出されている。
数ある製品の中から自分に合ったものを探し出すのも容易ではない。

毎日使うものだから誰もが「安くて良いもの」を使いたい。
しかし、残業ながらそのようなシャンプーは存在しない。
本当に良い製品とは、原料コストが桁違いのものなのだ。市販される多くの製品には広告料、仲介料などが発生しており、店頭価格の約半額程度と言われている。
さらに、容器、パッケージ、著作権料など含めると原料コストはいくらになるだろう…

「高いが良いもの」この製品に共通することは広告料、仲介料などの余計なコストがほぼかかっていないということだ。シャンプーに関してはCMをしていない製品、口コミなどで広がるものが良いとされる。
特に美容室などで販売されている製品はCMされない上、値段も\1000~3000程度のものが大半で、リピーターも多い。
オーガニック、上質素材、新成分などを含み、大量生産が難しいとされる。
このようなシャンプーが本当に良いものとされ、
増税とは裏腹に売り上げは年々増加している。
毎日使うものだからこそ、上質なものを選ばなければ髪、頭皮の未来はない。

おしゃれ染めと白髪って違うの?

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現在市販されているカラー剤は大きく二種類分けられる。
それがおしゃれ染め(ファッションカラー)と白髪染め(グレイカラー)だ。

まずは白髪染めだが、これはその名のとおり白髪を染める為のもので、ブラウン、ブラックといった暗い色のみで染まり、色の幅は狭い。
白髪自体も色素沈着が弱い為、おしゃれ染めと比べると色素量が多く含まれる。
これにより、白髪染めの特徴は暗く、色の濃いカラー剤となることを覚えておこう。

次におしゃれ染めだか、これは反対に白髪が染まらない。その反面表現できる色の幅が無限に存在する。
「染まり」よりも「脱色」がメインで、白髪染めよりもダメージのリスクが高い。
一般的に10代~30代前半の世代がメインで日々新しいネーミングのカラーが生まれ、常に進化し続けている。

どちらも対照的なものだが、実は二つ共に成分自体は同じものである。
染める毛髪により分量の違いがあるだけで、「暗くする」だけならどちらを使ってもさほどの変わりはない。
同じ売り場で売られているので、勘違いして買ってしまう方も少なくない。
万が一白髪染め用の薬を選択してしまった場合、向こう半年間は通常のカラーができなくなってしまう。まずは二つのカラー剤の効果を理解した上で選ぶことが重要なのだ。

シリコンって悪い成分なの?

「ノンシリコン」このキーワードだけでそれは良いシャンプーと思う方が多のではないだろうか。

そもそもシリコンとはいったいどうゆう物なのか?
十年前ほどの出来事だが、全国の美容院である事件が起こった。

パーマ、カラー不良(かからない、染まらない)が急増したのだ。
調査の結果、当時売られていた家庭用シャンプー剤に含まれる「シリコン」
と呼ばれる成分が原因であると判明した。

パーマ、カラーの原理は毛髪内部に薬液が浸透することで起こる科学反応で、
この浸透作用を妨げているものだった。

当時のシャンプーは現在のものとは違い、洗浄がメインの、言わば台所用洗剤
と言っていいほどお粗末な製造だった。ある研究者の話では台所用洗浄と同じ成分が
使われていたという話までも…

シリコンとは汚れの再度付着を防ぐ為のコーティング剤のようなもので、
シャンプーでは艶、滑らかさ、柔軟性を出す役割を担っている。

人工物質である以上、髪にはよくないのではと思う方も少なくないだろう。
しかし、必ずしも悪い成分ではない。現在では研究が進み、当時使われていた
シリコンとかまったく別物の上質なシリコンが配合されている。

さらに、洗浄しながら、毛髪のケアまで行うシャンプー剤まで販売されている。
紫外線、乾燥、摩擦といったありとあらゆる外的ダメージから守ってくれる、
むしろ称賛すべき成分なのだ。

メディアが宣伝するようにノンシリコンシャンプーが良いとは限らないこと、
シリコンのみならず、その他の成分もネットで気軽に調べることができる。

自分自身に合った本当に良いものを選ぶことができるのだ。