カラーの基礎知識

まず、髪の毛の明るさはレベルという単位で表される。

1~20レベル程度までに分類され、
1~3レベルが青黒
4~6レベルが黒
7~10レベルが茶
1014レベルが橙~黄
14~20レベルが黄~白
とされる。

1~3レベルの範囲はあまり出回らないが、数値が上がるにつれ明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)共に高くなり、上限は約20レベルとなっており、限りなく白に近づく。

日本人の地毛の明るさは4~6レベルの黒髪~やや茶色の赤みを含む色が一般的とされ、髪の毛の性質上、14~18レベル(黄~薄黄)までの脱色が限界とされる。
しかし、多くの髪の毛はこの上限を越す前に、脱色の作用に耐えられず溶け、抜け落ちてしまう。

現在国内で市販されているカラー剤は、白髪染め(5~8レベル)、おしゃれ染め(8~12レベル)、ブリーチ(14~)の3種類に大きく分類される。
中でも白髪染めの需要が年々増加しており、ブリーチなどの脱色剤などは減少傾向にあるという。
ブリーチ剤はいわば漂白剤のようなもので、カラー剤のように「染まる」わけではなく、色素が「抜ける」という表現が正しい。
髪の毛に与えるダメージは最も甚大で、家庭での使用の際は注意が必要だ。

毛質によって同じ薬剤でも仕上がりの色は異なる。
必ずしも希望の色になるとはか限らない為、まずは基礎知識を身につけることが重要である。

自宅でカンタン前髪カット

プロさながらの道具が気軽に手にはいるなか、自宅で自ら前髪をカットする女性が増えている。
今回は自宅でもカンタンに、なおかつ自然に前髪をカットできるを紹介する。

①まずは髪の毛が自然に落ちる位置にまっすぐとかす。

②次にできるだけ切れ味の良い小さめのハサミを用意。

③カットする際は切る部分をコームでとかし、ハサミを縦に小さく動かす。

④1度で切らずに目標の長さまで数ミリ単位で徐々に短くしていく。

⑤最後に「ぼかす」ようにさらに小さくハサミを入れる。

前髪カット失敗の多くはハサミを横に入れ、1度で目標の長さに切ろうとすることで起こる場合がほとんどで、横に挟むことで生じる髪の毛の「ズレ」に対応するのが非常に難しい。
「ズレ」を克服する方法として、コームを入れることが肝で、ハサミよりも重要な役割を担う。
次に多い失敗が、前髪幅を増やそうとカットすることで、必要以上な幅でカットしたことによって不自然な形になってしまうケースである。
これは①にあるように、一旦自然に落ちる位置にとかすことで克服する。
前髪部分に落ちる毛以外を切ってしまうと、場合によってはサイド部分に前髪で切った短い毛が流れることがある。
1402933002419
これらの点を注意すれば最も失敗の少ない方法で前髪をカットすることができる。

クセにまつわるQ&A

1402930598939Q、クセ毛は坊主にすると直る?
A、ウソ。
髪の毛は毛穴の中の毛母細胞でつくられるため、生えてきた髪の毛を切ったところでクセ毛が治るわけではない。坊主(丸刈り)ではなく、カミソリでスキンヘッドにすれば治る可能性がある。

Q、クセ毛の子はクセ毛?
A、ウソ。
可能性が高いだけで、すべての子供がクセ毛になるわけではない。
遺伝とクセ毛の関係性は、実はまだ解明されていない。ただし、クセ毛の原因として、直毛に比べてクセ毛は頭皮の中で毛穴がカーブし、毛根部分が曲がったところに位置する。毛母細胞でつくられた髪の毛が頭皮状に押し出されるとき、カーブした毛穴を通るため、表面に出たときに髪の毛が曲がってしまう。

Q、子供を産むとクセ毛になる?
A、ホント。
原因は産後のホルモンバランスの乱れにある。
出産までは、エストロゲンという女性ホルモンが多量に分泌される。しかし、出産すると、この分泌が激減するため、体にはさまざまな変化があらわれる。
特に女性のホルモンバランスと髪の毛は密接な関係にあるため、髪の毛のハリコシがなくなったり、脱毛、薄毛、クセ毛のような状態になることがある。
一時的なものなので、半年~1年ほどで徐々に回復する。

髪のQ&A②

1402928970296Q、髪にいい食べ物ってなに?
A、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB群の不足は薄毛を招く。
亜鉛/牡蠣、かずのこ、ひじき、のり、
きなこ、味噌、豆腐など
ビタミンA/緑黄色野菜、うなぎ、にら、肝油など
ビタミンB/卵、納豆、レバーなど

Q、出産後、髪の毛が抜けることがあるの?
A、女性ホルモンの影響で髪が薄くなる。妊娠中は女性ホルモンが活発に分泌されるため、本来ならば成長期を過ぎて抜け落ちるはずの髪の毛が成長し続ける。
しかし、出産後に女性ホルモンのバランスが元に戻り、それまで生え続けていた髪の毛が一斉に抜け落ちることで抜け毛が増えたり、髪が薄くなったりする。個人差はあるものの、半年~1年ほどで徐々に回復する。

Q、どうして脱毛する人とそうでない人がいるの?
A、遺伝、食生活、手入れの仕方が関係している。
正しく言うと、遺伝するのは「薄毛」ではなく、「薄毛になりやすい体質」であり、本人の食生活や手入れ次第で、その進行を緩やかにすることが可能。
逆に、親族に薄毛がいないからといって不規則な生活をする方が危険である。
後天的なことが要因で起こる場合もある。

Q、妊婦はヘアカラーやパーマをしないほうがいいの?
A、基本的にはおすすめできない。
妊娠中は体質が変わる場合があるので、まれに重度なアレルギーを起こしたり、胎児に悪影響を及ぼす可能性がある。

髪を元気にする生活術

髪の毛のために今日からできること、それは「早寝、早起き」の習慣化だ。

食生活と同じく、生活習慣においても現代人は決して髪にやさしい毎日を送っているとは言いがたい。
髪の毛の成長しやすい時間帯は、夜10時~深夜2時くらいとされ、肌と同じく、細胞が活性化する「ゴールデンタイム」と呼ばれている。
心身共にリラックスした状態になることで「副交感神経」というものが働く。
これは運動神経の対極にあるもので、体が髪の成長を促す際に大きな働きをする。当然、運動神経よりこちらが優位であるほうが髪は育ちやすくなる。
これら一連のことがゴールデンタイムに起こる。
不眠症患者が増えるなか、睡眠時間の減少は現代人にとっては髪の成長の大きな妨げとなる。
朝、早起きをして朝日を浴び、夜はなるべく早く寝る。
当たり前のことだが、生活習慣の乱れにより、髪に与える影響は深刻なもので、決して甘く見てはならない。
食生活、睡眠時間、本来人間が必要とする最低限を維持しなければ髪のサイクルが乱れ、数年、数十年かけて薄毛や脱毛が進行する。
近年ではそれらにプラスされた社会的ストレスにより、今や2人に1人が薄毛に悩む時代となった。

さまざまな予防薬やシャンプーが登場しているが、今すぐに始められる予防法として生活習慣の改善が最も実用的と言えるだろう。

特徴的なダメージの状態

1402920073938①クシ通りや手触りが悪い
キューティクルが浮いたり、剥がれたりすることで、髪の毛表面のすべりが悪くなることがある。

②髪がパサついて広がる
髪の毛内部の栄養分が流出すると、内部が乾燥して軽くなり、髪が広がりやすくなる。

③枝毛、切れ毛が多い
髪の毛内部の細胞同士の接着性の低下や、髪の毛内部の物理的結合が減少すると起こりやすい。

④ツヤ感が失われている
ダメージによる髪のうねりやキューティクルの浮きによって、光りが乱反射していることで起こりやすい。

手触りがよくなかったり、パサつきやすいといった悩みの原因はヘアカラーやパーマの施術、ドライヤーなどの熱、ブラッシングの摩擦、紫外線などが考えられる。
一般的に髪のダメージは5段階に分けられる

ダメージレベル1
ほぼ健康な状態。潤いがあり、乾きにくく、太くてハリがある。

ダメージレベル2
カラー、パーマ後の状態。ツヤ、ハリはあるものの、乾燥ぎみでややクシ通りが悪い。

ダメージレベル3
カラー、パーマを繰り返した状態。乾燥ぎみで、切れ毛、枝毛があり、乾きやすい。

ダメージレベル4
切れ毛、枝毛が特に目立ち、髪の毛表面がザラつき、毛先部分はドライヤーを使わなくても乾く。

ダメージレベル5
濡らすとトロトロな状態になり、髪の毛内部の栄養分がすべて欠落している為、全体的に糸のように細くチリつく

髪のQ&A

インターネットで多い髪の質問をいくつかご照会

Q、髪の毛ってどうして生えているの?
A、①頭部の保護②不要物の排泄③知覚④装飾
の4つの役割がある。①は日光による熱や紫外線から防御する機能、何か物に当たったときなど、物理的な衝撃の緩和機能。
②は身体に必要のない重金属を排泄するデトックス機能。
③は触覚機能、頭部の保護機能のサポート。
④は美しいヘアデザインを通して魅力を加える機能。

Q、動物の毛と、人間の髪の毛は違うの?
A、基本的には同じ。髪の毛に一番近いのは羊の毛。

Q、髪の伸びるスピードは?
爪と髪って、どっちが早く伸びるの?
A、1日平均、髪は0.35~0.4mm、爪は0.08mm~0.12mm伸びる。

Q、髪の毛ってずっと伸ばしたらどのくらいまで伸びるの?
A、(1ヶ月)1㎝×12ヶ月×5年=60㎝

Q、髪の毛の強度、耐久性は?
A、引っ張り強度は1本につき150g、抜くのに必要な強度は50g
人間の頭には約10万本の髪の毛が生えており、すべて束ねた時の強度は約5tとされ、ゾウ1頭を持ち上げられるということになる。

Q、頭皮ケアをするとエイジングを遅らさせることができるの?
A、血行促進により、髪の毛の成長に必要な栄養分が行き届くことになるので、非常に効果的である。

ホームカラーをうまく染めるコツ

1402839887727カラー人口の約4割が美容室ではなく、市販のホームカラーを使用していると言われている。
需要が増える中、ムラ、ダメージといった問題が年々増え続けている。

カラーをうまく染めるコツとして、第一に髪の毛が清潔であること。
夜シャンプーをしても1日立つと大気中のホコリや塵など、目に見えない異物が髪の毛表面に吸着している。さらに、皮脂やフケといった分泌物で頭皮までもが汚れた状態になっている。
カラー前にまず1回シャンプーすることをおすすめする。
第二に、シャンプー後に濡れた状態で薬剤をつけないこと。
表面に吸着した水泡により、髪の内部まで薬剤が届かず、結果的に染まりが弱くなってしまう。
まずはドライヤーで乾かす必要があるが、この時も完全に乾かしてはいけない。約8割ほどのドライの状態が薬剤が最も綺麗に発色する。
少し湿り気がある程度が理想的な状態だ。
第三に、薬剤を溜めずに、全体にまんべんなく塗ること。
第四に、表記してある時間以上は放置しないこと。
過度の放置は髪の毛に深刻なダメージをあたえる為、最高でも30分以上は放置しないことをおすすめする。
最後に、カラーシャンプー後は必ずトリートメントをすること。
トリートメント効果により、色の退色と乾燥が軽減され、髪にも艶が出る。
以上のことを守ればホームカラーでもムラなく染めることができる。

対、薄毛の食べ物

理想的な食生活を送っていれば髪がよく育ち、そうでなければ抜けてしまう…などということは必ずしも断言できるものではない。
髪を育てるためには人間の体は生きていなければならない。
髪も体の一部である以上、当然、他のさまざまな器官…筋肉や内蔵などと同じように血液中からさまざまな栄養分を受け取っていて、質や量というのはとても重要である。

髪や肌、つめ、この3つは体においてはほぼ同じものなのだ。
体が栄養分を配分してゆくときの優先順位として、まずは心臓や脳、内臓が最優秀で、次に血管や筋肉に回される。その次につめや髪に使われる。
つまり、どこか調子の悪い場所があると、そこへより多くの栄養分が供給されることになる。

「ワカメを食べると髪が伸びる」
たしかにミネラル分を含むものを摂取するのは大事だが、
それよりも体全体の健やかさが大切である。
基本はバランスの良い食生活。
次に肉、魚などに含まれるアミノ酸が絶対不可欠である。
ファーストフードなどは必ず体に負担がかかってきてしまう。
髪の毛はケラチンと呼ばれるタンパク質でできている為、髪に良いとされる食べ物は大豆製品などの良質なタンパク質などがある。

髪の健康を考えるなら、まずは体を健康にすることからはじめる。

昆布系カラー

ここ数年、通販を中心に人気となっているのが、トリートメント効果を持った白髪染め用のホームカラーだ。白髪染め 素手で染められるのが特徴!
「トリートメントカラー」として白髪世代に人気を博しているが、
実は突然、髪が緑色になることがあり、きちんと正体を確認する必要がある。
まずは、なぜ「昆布系カラー」と呼ばれているのか?
それはトリートメントカラー製品の中で昆布を製品名にしたものがあり、その認知度の影響で、便宣上、「昆布系カラー」と呼ばれるようになった。
天然染料などによる染着で、ダメージ、かぶれがないこと、臭いがなく、カラー剤のような科学薬品を使わないといった理由で人気を博している。

従来のホームカラーの欠点である塗りムラなどの問題点が改善されたうえに、安価な為、比較的手が出やすいのではないだろうか。
しかし、「昆布系カラー」は、サロンカラーにはあまり染料が中心である為、美容室では適切な対応ができない場合がある。
最も避けなければならないことは、「昆布系カラー」使用後の市販カラー剤の使用だ。
この2つは異なった成分の染料を使っており、重ねて使うことで思いもよらない発色を起こす場合がある。
緑色に発色するという事態が多く寄せられている…

1402756276643一度使うと他のカラー剤が使用できなくなるということを覚えておこう。