「今日はシャンプーしないでください」のワケ

「今日はシャンプーしないでください」
美容室からの帰りによく耳にするセリフだが、なぜ洗ってはならないのか皆さんは疑問に感じたことはないだろうか。

理由はズバリシンプルで、
「落ちやすくなるから」である。

パーマ、カラー施術の際は薬剤が髪の毛内部へ浸透、定着する。
これらの薬剤の成分はいずれも「アルカリ性」であり、本来「弱酸性」である髪の毛に使用すると形状を変えるほどの負荷がかかるわけで、これらは慎重に扱わなければならないのだ。

髪の毛内部に浸透した薬剤は通常「24時間~48時間」で安定すると言われ、パーマ世代と言われる60~70代が「パーマをかけてから数日は頭を洗わない」というジンクスは間違った選択ではないということだ。

次に気を付けなければならないのは、「ぬるめのお湯で流す」ということだ。

カラーの場合は「染め上がり」の状態が色素退色が最も著しい。
高温のお湯で一気に流してしまうとそれだけ色素もものすごい勢いで流れてしまう。
美容室、自宅でカラーする際のシャンプーはいつものシャワーよりぬるめ(35℃程度)の温度で流すことで急激な退色を防止する。
美容室では「ぬるめのお湯でお願いします」と頼むのも良いかもしれない。

いずれもトリートメントはお忘れなく。

毎日のスタイリング

自宅で美容室のように綺麗にスタイリングする場合、第一に「髪の毛が乾いた状態であること」が大前提である。

男女問わずスタイリングにかける平均時間は5~15分と言われている。
その内訳にはワックス、アイロン処理よりも是非、「きちんとした土台作り」に時間を使っていただきたい。

濡れた状態のままスタイリングをすると
ワックスの場合、根本の立ち上がりが弱い、水と油の関係で毛先への馴染みが悪く束感が出ない。
アイロンの場合はカールがだれる上、濡れた状態からの急激な熱処理は髪の毛に非常に深刻なダメージを与える。
「ジュッ」とした音が出るようなら、すぐにアイロンを止め、乾かすことをおすすめする。

アイロンやコテを使う場合は作業を行う前にアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント、オイルトリートメントなど)をつければ熱ダメージから髪を保護できる。
髪の毛は「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質でできており、これをアイロンやコテのセラミックプレートで挟むわけなので、「玉子とフライパン」のような関係に近い。
油をひかないと当然焦げ付いてしまう。これと同じ現象が髪の毛でも起きているということだ…

一生付き合っていくものだからこそ、毎日のちょっとした一手間が非常に大事になっていくということを忘れてはならない。DSC_0117

自宅で白髪染め

カラー人口の約4割を占めるホームカラーだが、需要が増えるにつれさまざまな問題も起こっている。

綺麗にムラなく染める為のポイントとして
1、カラー前はまずシャンプー
(「染める前に洗うの?」と感じるかもしれないが、皮脂やワックスなどの付着により薬剤が適切に浸透しない場合がある。このため、まずは余分な汚れを落とし「素髪」に戻すことが大前提となってくる。)

2、薬剤は全体にまんべんなく
(最も難しいところだが、シャンプーをする要領で薬剤を髪全体的になじませる。クシを使用の際は、薬剤を取ってしわないよう手数を最小限に抑える。)

3、放置の際は記載時間を厳守
(国内で市販されるカラー剤ほぼすべてのものは15~25分が上限で、それ以上は放置は効力が働かない。「染まりが悪いから」「長く置いたほうがよく染まりそうだから」などの理由で長時間放置は大きな誤りである。)

4、ムラを防ぐ為の一手間シャンプー
(シャンプーの際は、「乳化」と呼ばれる少量のお湯を使う技法がムラを防ぐ方法として最適。手袋などを使い、頭皮に付着した薬剤を揉みこむように全体的になじませる。約1~2分この行程の後にシャンプー。)

終了後は必ずトリートメントを使用するのが望ましい。
以上のポイントを押さえれば自宅でのカラーを限りなく失敗の少ないものにできる。

最近いいな~って思っているのが、手軽にできる「ヘアボーテ」。

鳴れていなくても割りと簡単にできますし、1度で結構しっかり染まってくれます。

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シリコンの正体

シリコンが美容製品に使われる理由は、
1、伸びがよく、さらっとした感触が得られる
2、撥水性に優れる(水をはじく)
3、無色、透明、無臭
4、光沢が得られる
5、安全性に優れる
の5大特徴からと言われ、美容製品以外にもさまざまな生活用品に用いられている。
身近な例では、ペンのグリップ、コンタクトレンズ、哺乳瓶の乳首、食品製造時の消泡剤、医療用品のカテーテルなど、使われているジャンルは実に多数ジャンルである。

現在では「ノンシリコン」と呼ばれる製品が普及し、売り上げを伸ばしていると同時に「シリコンは悪者」のような誤解が広まっている。

先にも載っているように、美容製品に用いられているシリコンは外的要因によるダメージから髪の毛を守る役割を担う。
元々人工物質であるシリコンを配合することで「オーガニック」「天然成分」といった製品からは遠ざかってしまう。
たしかにノンシリコンも髪の毛には良い。しかし、シャンプーした後の髪の毛は無防備な状態であり、「乾燥」「摩擦」「きしみ」といったダメージにさらされる。
それら「物質的ダメージ」から髪の毛を守る為にシリコンが欠かせない存在になってくる。

シリコンは「髪に悪い」ではなく、「髪を守る」といったイメージのほうが近いということだ。1407505306240

脱毛とホルモンの関係

脱毛、薄毛の原因は人それぞれだが、近年インターネットなどで頻繁に目にするのが、「ホルモンバランスによる脱毛の進行」である。

主に男性特有の悩みと思われがちだが、実は女性の脱毛、薄毛人口が年々増え続けている。
原因として男女に共通する「男性ホルモン」の増加によるものとされる。
髪の毛と深い関係にあるのは、薄毛を進行させる「男性ホルモン」と、それを抑制、髪の毛の成長を促す「女性ホルモン」と大きく二種類に分類される。

女性なのに男性ホルモン?と思う方がほとんどではないだろうか。
生活習慣、ストレスといった要因により女性のホルモンバランスが崩れてきている。
「男性化」とも言われており、体質までも男性同様に変化してしまう場合があるという。
近頃ネットなどで目にする「オヤジ女子」というキーボードももしかするとこれと関係があるのかもしれない…

男性ホルモン内の「テストステロン」と呼ばれる成分が髪の毛の成長サイクルを乱すという密接な関係があるということだ。
余談ではあるが、女子ホルモンは「自分を綺麗に見せたい」と思う時に、より活発に生成される。
介護施設などでは、毎日化粧をする女性、毎朝鏡の前で身だしなみを整える男性高齢者らの脱毛率が著しく低いという。
これを聞くと必ずしも関係ないとは言い切れない。これを読んだ方々、明日から実戦してみるのも悪くないのではないだろうか。1400081991038

覚醒遺伝で薄毛になる?

「覚醒遺伝」とは、体質などの遺伝子情報が世代をまたいで遺伝することを表し、多くは祖父祖母からの体質を受け継ぎ、例外はあるものの、異性間での遺伝が多いことがわかっている。
男性であれば母方の祖父、女性であれば父方の祖母といった感じで、遺伝情報は複雑に絡み合っている。

メディアよく耳にする「祖父祖母が薄いとハゲる」
といったワードはこれらの要因が元とされる。
しかし、これには間違いがある。
薄毛の原因は人それぞれで、生活習慣やストレスといった決定的な要因を改善すれば予防が可能になる。

薄毛の身内がいるならば用心が必要だが、遺伝するのは「薄毛」ではなく、あくまで「薄毛になりやすい体質」であることを覚えておきたい。

もう1つ、「白髪」遺伝の場合、メラニン色素の減少が原因とされるが、これに関してはメカニズムが完全に解明されていない為、実は具体的な予防策がない。

白髪の遺伝のほうが確率が高く、中には10代から発生する場合があり、薄毛よりもイレギュラーな分、対策が難しい。

しかし、近年では細胞、遺伝子レベルの予防法が研究されており、完全に予防できる時代はすぐそこまできている。
今やるべきことは、髪の基礎知識を学習し、現存する髪の毛を守ることではないだろうか。

髪の化学的ダメージ

紫外線、乾燥、アイロンによる熱、毎日のシャンプーによる摩擦、これらの「物理的ダメージ」の他に髪の毛に深刻なダメージを与える要因として、
美容室や家庭でのパーマ、カラーによる「化学的ダメージ」がある。

本来髪の毛は「弱酸性」と呼ばれる成分で形成されており、パーマ、カラーには反対の「アルカリ性」の薬剤を用いる。
このアルカリ性の薬剤が化学的ダメージを与える一番の要因であり、髪の内部まで浸透した薬剤は水では落としきれない。
パーマ、カラーの後、時間がたつにつれダメージが進行する場合はアルカリ剤の流しのこし、いわゆる「残留アルカリ」が原因である。

では、どうすればアルカリによるダメージから髪を守れるか。
「酸性」のシャンプー、トリートメントを活用することだ。一般的には「アミノ酸系」とも呼ばれている。
値段は張るものの、良質で低刺激な製品として
市販されており、アフターケアには最適なジャンルである。

通常のシャンプー、トリートメントでは落としきれない残留アルカリも「中和」という形でケアし、髪本来の弱酸性に戻すことがこれらのシャンプー剤の特徴であり、家庭用の製品の中で現在最も注目されている。

今後発売される製品にはいずれ必ずと言っていいほど必要となるケア要素を牽引するのがこれら化学的ダメージから髪を守る「アミノ酸系」の成分である。

髪の物理的ダメージ

美容室や自宅でのパーマ、カラーの他にも髪の毛にはさまざまなダメージ要因が存在する。
それらの多くは物理的ダメージによるもので、実は肌同様ケアを行わなければならない。

次に、夏は紫外線、湿気、冬は乾燥といった物理的ダメージに対して、外出時の肌のケアはするものの、髪の毛のケアまで行っているという人は少ないのではないだろうか。
肌には化粧品や日焼け止め、では髪の毛には…

日焼け、シミの原因となる紫外線は肌同様に髪の毛にも「火傷」と同じようなダメージを与える。
近年では髪の毛を含む全身に使用できるUVスプレーなども発売されており、これらを効率的に活用すれば紫外線の季節にも健康な髪を維持できるというわけだ。

もう1つ、現代人なら誰しもがほぼ毎日行う行為に物理的ダメージ要因がある。
それは「シャンプー」である。

一見汚れを落とし、どちらかというと良いイメージ寄りではあるが、実は髪の毛同士を擦り合わせることで起こる「摩擦」によりキューティクルが常に剥がれ落ちている。

予防策としてごしごしと擦るのではなく、もみ洗いするのが効果的である。
これにはきちんとした泡立てによるマシュマロのような良質な泡をつくることが第一条件で、泡の効果のみでも汚れを効率よく落とすことができる。

髪の毛も肌のように繊細で、扱い方次第で数年でボロボロになってしまうことから、毎日の少しずつの
ケアがより重要になる。1405496009876

メンズスタイリング

ワックスをつけてもうまく決まらない…
どのようにスタイリングして良いかわからない…
美容室、床屋に通う男性の多くは一度くらいはこのような悩みをかかえたことがあるのではないだろうか。

まずは、現場のプロフェッショナルに自分の髪質に合ったワックスを聞いくことが第一歩である。
軟毛、硬毛と、髪の固さによりワックスを使い分けなければならない。
基本的な知識として、細く軟らかな髪にはエアリーなソフトタイプのワックスを、硬い髪にはマット、ジェルといったハードタイプのワックスが最適である。
次につけるタイミングだが、朝の出勤前のスタイリングが一般的であるが、寝グセのついたままつけてはいけない。
必ず一度濡らし、ドライヤーで乾かしたのち、ブラシなどで8割程度形を完成させなければならない。
ワックスの役割はあくまで毛先の束感や立ち上がりといったニュアンスをつくるものであって、スタイルの土台をつくる作業はこれらが非常に重要である。
ジェルワックスを使ったウェットなスタイルなどの例外はあるが、メンズのスタイリングはこれらの方法を守ればある程度形が出来上がる。
最後にハードスプレーを全体的にまんべんなく振りかければ湿気にも負けない攻めのスタイリングが可能になる。

カラーの基礎知識

まず、髪の毛の明るさはレベルという単位で表される。

1~20レベル程度までに分類され、
1~3レベルが青黒
4~6レベルが黒
7~10レベルが茶
1014レベルが橙~黄
14~20レベルが黄~白
とされる。

1~3レベルの範囲はあまり出回らないが、数値が上がるにつれ明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)共に高くなり、上限は約20レベルとなっており、限りなく白に近づく。

日本人の地毛の明るさは4~6レベルの黒髪~やや茶色の赤みを含む色が一般的とされ、髪の毛の性質上、14~18レベル(黄~薄黄)までの脱色が限界とされる。
しかし、多くの髪の毛はこの上限を越す前に、脱色の作用に耐えられず溶け、抜け落ちてしまう。

現在国内で市販されているカラー剤は、白髪染め(5~8レベル)、おしゃれ染め(8~12レベル)、ブリーチ(14~)の3種類に大きく分類される。
中でも白髪染めの需要が年々増加しており、ブリーチなどの脱色剤などは減少傾向にあるという。
ブリーチ剤はいわば漂白剤のようなもので、カラー剤のように「染まる」わけではなく、色素が「抜ける」という表現が正しい。
髪の毛に与えるダメージは最も甚大で、家庭での使用の際は注意が必要だ。

毛質によって同じ薬剤でも仕上がりの色は異なる。
必ずしも希望の色になるとはか限らない為、まずは基礎知識を身につけることが重要である。